momm(モム)は光の小人、季節のメッセンジャー吉田たろうが40年前から描きつづけている自然の小さな労働者です。

自然界に目をむけると、手のひらほどの草むらの中にも、
かぞえきれないほど多くの、 多様な「いのち」の存在を感じます。

そんな「自然世界の息吹のようなもの、無限の活力のようなもの」 を
キャラクター化してみたのが、私の描く「季節のモムたち」です。

七色にきらめく光の粒子をイメージした、このモムたちは、
いきいきとした自然環境の中でこそ輝き、歌い踊り、無邪気に遊び、
そして、つなぎの作業服とトンガリ帽をきて、
植物の育成などをあれこれと手助けするのです。

それは、目には見えない自然という大きな力の小さな表現です。

こんなモム(MOMM)と、うつろいやすいさまざまな植物群を 
四季への想いもこめて描きはじめてから、30年あまりになります。

日毎にすすむ自然環境問題への、小さな、ささやかな警鐘として、
モムたちが嬉々と輝きながら生きていける
モムワールドのイメージを一層押し広げつつ、
モムたちと植物を描きつづけてきました。

多くの、いろんな子どもたちへ。

子どもの心をわかりあえ、
応援することのできる大人たちへのメッセージとして。